ブログの更新、だいぶご無沙汰しておりました。
便りがないのは元気の証拠…という諺通り、このたび無事に潰瘍性大腸炎「寛解」と相成りました!



今期の再燃と治療経過を簡単にご紹介させていただきます。

・2020年冬頃より再燃、悪化

・2021年1月 生物学的製剤「エンタイビオ」で治療開始
 →力足らず(寛解に至りきらない)で断念

・1月末より 生物学的製剤「レミケード」で治療開始
 →激しめな副作用を伴い、さらに力足らずで断念

・4月 生物学的製剤「ゼルヤンツ」で治療開始
 →レミケードの時とさほど変化がなく、力足らずで断念

・7月 ステロイド(30mg)とアザニン(50mg)で治療開始
 →ステロイド10mgまで減薬すると症状がぶり返してしまった
  また、ステロイドの副作用で激しめな胃痛・ムーンフェイス化が顕著に!胃薬も大量処方

・8月 再びステロイド(30mg)にアザニン(100mg)で治療開始
 →ステロイド0になってもお腹の調子◎、炎症値も陰性⇒寛解宣言!!

※より詳細な治療経歴はコチラ↓
UC NOTE / 瘍性大腸炎の「治療経験まとめ」と「治療の心構え」ななな.ver

前回の治療記録はコチラ↓
UC治療記録【2021年版その1】治療変更とその経緯-どう考えて治療方法を選んだのか-


ということで、今年だけで3種もの生物学的製剤を渡り歩き、残す治療選択肢もわずかとなってきたところでしたが…まさか、過去に使用していたこともある免疫調整剤「アザニン」で寛解を迎えることが出来るとは!ずいぶん遠回りしたような気もします。(-ω-;)

しかし、当初から希望していた「妊娠」への影響や、バイオ治療の「治療のためにその都度通院、点滴」などのわずらわしさも無い治療法がヒットしてくれたのは嬉しいですね。その辺りは前回の治療記録で詳しく書いています。

また、ありがたいことにアザニンの副作用で有名な「脱毛」や「白血球減少」、「腎機能障害」も今のところセーフです。それらの副作用が起こる確率はそれぞれ5%の「※Arg/Cyc型」という遺伝子を持つ私でしたが、大丈夫だったようですね。過去に一度「アザニン」を服用したときは確か「腎機能」に影響が出て使用×となった経験がありました。同じ薬でも使うタイミングによって現れる副作用が変わるのでしょうか、不思議です。
※UDT15遺伝子多型検査。(参考|潰瘍性大腸炎の治療薬 アザチオプリンについて

ということで、ステロイドなどの抗炎症作用のある薬を用いず腸がいい調子になったのはかなり久しぶりなので、焼肉やらアイスクリームやら、存分に食事を楽しんでおります。
食べたいものが食べられ、外出するたびトイレに悩まされる心配も減って、健康な人と変わらない日常を送ることができる。これがどれだけ貴重なことなのかは、この病気になってないと分からなかったことかも知れませんね。

ただ、炎症を抑えてもらった代償として「ステロイド」の副産物がたんまり、全身に脂肪として残っております。服薬していた当時の「食欲の暴走」は、服薬をやめて食欲が落ち着くと改めてその異常性に気付きますね。おかげさまで、運動不足も重なって体重4キロ増!顔もまるまるとしてしまいました。どんどん太る自分が嫌にもなりましたが薬のせいだから仕方ないと割り切りました。笑
また今回は胃痛が激しい時もあり、ひどいと2〜3日ほとんど食べられない状態の時も。
と言うことで、食欲暴走したり胃が痛くて食べられなくなったりと、まあ大忙しな体調変動でしたね。

来年の夏には結婚式も控えているし、ぼちぼち就労への復帰も考えるとこのままではいかん!ということで、現在ジムに通って必死にダイエット&体力づくりに勤しんでおります。むしろそれが楽しくなりすぎて、マンガ制作が疎かになっております( ノД`)頑張ります。笑


この記事を書いている2021年12月初旬の現在、脱ステロイドから約2ヶ月経ってもお腹の状態は◎!血液検査でも問題ないことが分かると、普段はクール目な主治医も嬉しそうに一緒に喜んでもらえます。年明けに念のため一度内視鏡かますことになると思いますが、とりあえずしばらくは私の主たる治療は「アザニン100mg」となりそうです。将来的にはアザニンも減らしていけることを願いつつ、少しでも寛解期間を維持できるよう日々を送らねばと考えております。近日、潰瘍性大腸炎の治療に用いる新薬が続々と登場するという話もチラホラ…。一日も早く完治薬が来るといいなぁ〜!


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