《前回のおはなし》

潰瘍性大腸炎が再燃し、「ステロイド」による治療で一度は寛解導入に成功し、アサコールやイムラン(免疫調整剤)で維持していたななな。しかし長続きせず再び再燃、「ステロイド」の服用を再開するも、以前の量では炎症を抑えることができなくなってしまった。さらに新たな主治医からの「大腸切除の可能性」の言及によって、なななの頭は真っ白に…


あとがき

頼みの綱であった「ステロイド」も思うように効かず、体調も悪化の一途。その日その日をやり過ごすだけで精一杯で、心も体もボロボロの状態になってしまいました。

「大腸切除」はある意味で「潰瘍性大腸炎」を完治させるための治療法の1つです。しかし、それに伴う手術やその後の人生への影響など、当時はまだ漠然とした認識しかなかったのもあってとても「恐ろしい」ことだと感じていました。あくまでも「普通」の人生を送れる、なんならこれからどんどん自分を高めてもっと良い未来を手に入れるんだ!そんな意気込みを持っていた当時の私にとっては、自分の意思で排泄するという「普通」なことができない…それはとてつもなく屈辱的で、色々と面倒そうで…そんな状態の自分になるなら死んだほうがマシ、と本気で考えていたくらいです。

もちろん今では当時より「大腸切除」に関する理解も深まり、いざとなったら大腸を取ってでも生きてやる!と腹を括っていますが、やはり元々自分の体にあるものを取り去るというのは抵抗が残りますね。

ということで、身も心もズタズタな状態に陥ったななな。果たしてこの先、どうなるのか…?!

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