《前回のおはなし》
潰瘍性大腸炎の再燃後、「アサコール」や「ペンタサ注腸」でも効き目が現れず苦労していた ななな。なんとか仕事も夏休みを迎えゆっくりと療養に専念できると思っていたら、なんと「腎盂腎炎(じんうじんえん)」という感染症を発症!高熱や背中・腰の痛みに七転八倒で、ただでさえ腸の炎症がしんどい身体に追い打ちをかけられてヘロヘロ状態。厄年かというほど災難が続くなななであった。
そしてとうとう、潰瘍性大腸炎の新たな治療ステージへと突入することに…!
あとがき
潰瘍性大腸炎には「診断基準・治療方針」を定めるガイドラインがあり、基本的にはこのようなガイドラインに則って治療が選択されていきます。「全大腸炎型」で「中等症」の私の場合、まずはアサコールのような5-ASA製剤を中心として治療しますが、残念ながら効き目が現れなくなってしまいました。症状も下痢や下血、貧血に体重減少など楽観視はできない状態だったため、いよいよ「ステロイド」(プレドニン)を使うという、ステップ的には1段階上がった治療法を用いることとなりました。
「ステロイド」といえば、当時の私の知識では「とにかく副作用が豊富で強い、使っちゃいけない薬」というイメージが。そんなものを使わなくてはいけないのか!と結構ショックでした😓
しかしいつまでも腸の炎症が治らないのも嫌だし、炎症が長引けば他の病気を併発する可能性も高まります。ということで背に腹はかえられぬ、という思いでステロイド治療を決断!
当時は初回ということで20mgのスタートでした。当時の記憶では「胃痛」以外の副作用は出ず、むしろその圧倒的パワーに衝撃を受けました。適切なタイミングで適切な量であれば、リスクを取ってでも使うべき薬だなというのが私の実感です。
ということでなんとか療養中に寛解導入させることに成功した ななな。人生でも最も痩せこけた状態で職場の同僚を驚かせつつ、それでも社会・日常復帰できたことに喜びを感じておりました😌
これでどうにか災難も終焉をむかえて安寧の日々を送れると思っていたのですが、そうはいかなかったのです…!😂